ただひと Story of Ellis の今後について

エリス編

先日ようやくただひとエリス編をSTEAMにリリースすることができました。初日から無名の作品にも関わらず購入してくれる人達がいる事に驚きました。

マーケティングがどうしても弱いので、それは今後の課題になりそうです。

一方で、リリース直後から値段が高い(20%引きでも)という批判の声が上がっており、正直たった3000円でもSTEAMでは高いと思われるんだと、文化の違いに驚いています。

3000円なんて、飲み屋で1時間いたら使ってしまうくらい安い値段です。(飲み放題2時間なら6千円くらい?)3000円は安いセミナーやシンプルなTシャツ1枚くらいの値段です。

自分の中ではかなり安いと思っていたんですが…完全に文化の違いですね。(STEAMでは値段のアンカーが崩れてしまってるらしい。あとたった数千円の値段に文句言うとか作品やクリエイターや開発の労苦へのリスペクトがない人が多いんだなって)

とはいえ、あまり安売りしたくないので一作目は基本3000円で販売します。ご存知の通りただひとは三部作です。なので残り二作を作って完結させなければなりません。それが第一です。そのため値下げを要求してくる人達の声に応じていたら、本当に応援してくれている人達のために三部作をきちんと作る事ができなくなります。それでは本末転倒なので本当に応援してくれている人達のために開発していきます。千円で売るように言われたんですが千円のゲームなんて安すぎて逆に不安になる派です。3-4か月で作った作品ならともかく、そうでないなら安すぎます。開発者貧窮してるんじゃないかと。(本当にSTEAMは値段のアンカーが崩れている…。でも実際STEAMには超短期間で作ったゲームもたくさんあるしRPGmakerはその傾向が強いので、そのせいで粗悪品があふれてしまい、対策としてSTEAM側も登録料を徴収するようになったそうなので、だからレビューやプレイヤーの面白いという声以外では、見分けがつかない問題もある…結果そのレベルで値段設定してしまっている面も)

でも三千円が高いと言っている人達は3千円がないわけではなく、本当は3千円が高いわけでもなく、ただ知らない作品に三千円出したくないと言っているだけなので本質はそこだと思っています。つまり値段の問題ではないのです。

本当にこういう所はマーケティング力ですね。

様々な雑務に追われながら、アンフェル編の方も開発しています。(売上で続編を開発していくのであまり高いとは言ってほしくないんですけどね…)

アンフェル編と世界編はエリス編と違い開発部分が限られていくので2000円くらいで出そうと思っています。それからアンフェル編は余裕があれば無料の体験版をだそうと思っています。これはもしできたらSTEAMからもダウンロードできるようにします。(でもSTEAMなので確約はできません)

それからネットだけで売ろうとするからSTEAMの理不尽な激安セールに巻き込まれてしまうのでオフラインでも作品の販売ができるようにしようと思います。(STEAMは理不尽に安すぎます。だからマイクロソフトは値段を決めて安売りさせないようにして売るんだそうです。おかげでその収入だけでくらせるようになったという外国のインディーズゲームクリエイターの記事がありました。ゲーム開発は長期間の膨大な投資の上にやっとできるものなので、値段云々の人達はクリエイターと文化をつぶしたいとしか思えない。)

やっとエリス編の開発を終えて、今はエリス編の翻訳作業に集中していますが、それと並行して少しずつ色々な事をやっていきます。ずっと開発費と時間の悩みがあるのですがそれをなんとか解消していこうと思っています。

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